フェラーリをデザインした日本人 「奥山 清行」

2008年6月23日放送のカンブリア宮殿、もう半年も前の録画だが今頃観た。主人公は、KEN OKUYAMA DESIGN奥山 清行。イタリア人以外で唯一フェラーリをデザインした人。

番組中でビビっときた偉人の言葉をいくつかメモする。

  • 毎日100以上のアイデアを描く。仕事が来てから考えても碌なアイデアは出ない。仕事が来た時点で、既にアイデアはできていないといけない。引き出しを開けて取り出すだけ。
  • モノを作るためには、山を崩し、木を切り、モノを燃やし、環境を破壊する。これは避けられない。ならば、破壊した分よりも価値があるものを作らなければならない。
  • 組織の中に敵を作る。自分とは違う視点で、反対側からモノを言えるメンバーがいなければ、デザインはできない。

キビシイ人だ。偉人はみなたいていキビシイ。やっぱり、自分などつま先の爪の垢程度のもんなんだな、ということを、テレビで話を聞いただけなのに思い知らされる。まだまだ全然頑張り足りてないな、と。

話の中に、「補助金が日本の地場産業をダメにした」というのもあった。

腰痛になったとして、コルセットをはめるのは簡単だ。だけど、ずっとコルセットをはめっ放しでは、腰痛はむしろ悪くなる。
ニッポンには、補助金というコルセットがある。補助金が悪いわけじゃないけど、3年以上続けてはいけないと思う。補助金は先行投資であって、それで新しいビジネスを始めて次へ繋げていって、あるいは職人さんを育てて、新しい技術を開発して。そして、早く自分の足で立つようにならないといけない。

もっともな話ではあるが、やっぱキビシイ人だ。つまり、親のスネかじって、それに甘えていてはいつまでも自立できない、と言っているのだろう。中小企業はバタバタ倒産するし、派遣村に職を失った派遣社員が押し寄せている中で、たとえば派遣村を「甘え」と言ってしまえばそうなんだろうけど、だからって単純に見捨てればいいかというと、そういう簡単な話でもなかろうと思う。

だけど、この奥山さんの手にかかればできちゃうわけだ。この人は偉人だ。少なくても、あきらめる前に、この偉人の言に学ぶべきことは多いんじゃないか。

偉人は他にも沢山いる。僕らは、もっと沢山勉強しなければいけないし、いくらでも勉強できるはずだ。


プロフィール

コヤナギ トモヤ

まったりウェブ系コーダーしてます。PHP製静的CMS Pickles 2 を開発しています。

RSSフィード

  • このサイトは、 コヤナギ トモヤ の個人サイトです。
  • 個人的な主張や、活動の記録などを掲載しています。 所属する企業、団体、その他の意見や立場を代表するものではありません。
  • 掲載された内容は古くなっている可能性があります。 特に古い記事では、現在の筆者の考えと異なる主張をしていることがありますが、記録としてそのまま残しております。 予めご了承ください。
ページの先頭へ戻る