『日光に当てると自己修復する新塗料』 WiredVisionより

WiredVision にこんな記事が。

なんでも、紫外線に触れると、引っかき傷みたいなのが勝手に直る塗料らしい。

「この新素材にはさまざまな実用的な使い道がある。引っかき傷のできそうなものは何でも――電子部品とか、航空機とか、自動車とか、思い付く限りのものは何でも――、この塗料でコーティングすれば良い」

ちょうど数日前に、自宅の壁をタイルにしないかという営業さんがきたんだが、この自己修復塗料、住宅の壁に塗ったりはできないのかな? 住宅の壁なんて、ほぼ毎日紫外線にさらされっぱなしだから、ほぼ永久に無傷のままでいられるだろう。

永久に再塗装する必要がない塗料を、塗装屋が営業に来て塗って帰る。塗装屋はいろんなところに営業に行って、劣化しない塗料を塗る。塗れば塗るほど、塗装屋は仕事がなくなっていく。というパラドックス。

そうやって塗装屋たちは、自ら失業への道を開拓していく定めにあるわけだ。

画期的な新技術って、なんかいつもそういう残酷な一面を持ってるんだよなぁ。


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コヤナギ トモヤ

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