『情けは人の為ならず 巡り巡って己が為』

『情けは人の為ならず』ということわざがある。 情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良いという、素晴らしいことわざである。

しかしこのことわざには、もう一つの意味がある。

「情けをかけることが、必ずしも相手のためになっているとは限らない」。

時と場合によって、こちらの解釈の方が当てはまることも、実際にある。例えば子供を叱るときがそうだ。

このことわざには、常にこの両方の側面があり得ることを忘れてはいけない。そして、後者であると判断されたときにも、それが「情け容赦ない」という「情け」であるということを、当事者同士が互いに了解し合えることが重要である。

  • Wikipediaに、後者が誤解の例として紹介されているが、2001年の文化庁による世論調査では、この語を誤用しているものは48.2%と、正しく理解しているものの47.2%を上回ったとあり、半数以上の人が誤解していたことになる。

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コヤナギ トモヤ

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