うちの裏の庭のことなどを書いてみよう

思ったこと、考えたこと、突然閃いた何かなど、頭の中に漠然とあるイメージを、文字にして書き留めてみるのは良いことです。

言葉ではなかったぼんやりしたイメージが言葉になったとき、頭の中にあった時とはどことなく少し違っているような感じがするけれど、それでも後から読み返して思い出すことができるようになるし、矛盾や見落としにも気が付きやすくなって、アイデアはずっとシャープになっていきます。

私にとってこのブログは、好きなことを好きなように文字にできる場所の1つでしたが、いつしか更新しなくなってイクトシツキ。 SNSの投稿でさえ面倒になってほぼROM専化しており、文字を書く習慣がほとんど失われてしまいました。

書かないこと に慣れると、書くことに対してすごい負担を感じるようになります。

これではよくない。誰の役にも立たなかろうが、くだらない何かでもいいから、とにかく文字を書くことに慣れなければならない。

ということで、重たい重たい筆をとり、今日はうちの裏庭の話でも書こうかな。

序章

うちの土地は、やや細長くてとんがったようなイレギュラーな形をしているので、庭と言うようなものではないが、土地と家の形の都合で余った三角形の小さな空き地があります。

上面図

ここには意味のあるものは何も置かれていなくて、おそらく家が建った当時からずっとそのままだろう土が剥き出しになったままで放置されており、どこからか飛んできたのだろう雑草の種が芽吹いて根を張り巡らし、抜いても抜いてもアッという間に草ボーボーになるエリアでした。

しばらくは気にも止めず、あるがまま草ボーボーのままにしておいたのですが、時々ちょっと気になって気まぐれに草を刈ってみたりもするけど、またすぐにボーボーになって・・・を繰り返し、草どもの生命力の太さに敬服し、「我モマタカク在ルベシ」などと心に諭したりなどしていたのでした。

草ボーボーの様子。さながら人類を寄せ付けない小さいジャングルのよう。

ところで、これをお読みのみなさんは、日々のお仕事は楽しいですか? 私の方はさまざまな方々のお世話になり、お陰様でよい仲間に恵まれ、無理もせず、楽しい仕事に恵まれています。

しかしさりとて、働かなくても生きられるならそうしたいですよね。 みなさんもきっとそう、同意してくれるものと思います。

働かなくても死なない体、すなわち 不労不死 の肉体に、飽くなき憧れを抱くものです。

そしてここに、草ボーボーの小さな空き地があります。生えてくる草を抜こうが刈ろうがまたすぐに勝手にボーボーになる、豊かな土地です。

もしもここで、勝手にボーボーになるものが、食べられる何かだったら? 食べても食べても、またすぐに勝手にボーボーになるとしたら?

それはまさしくユートピア。永久機関。 不労不死の肉体を手に入れたも同然なのでは?

と、そんなような野望に突き動かされ、そこに野菜を植えてみることにしたのでした。

ネギ

いまから遡ることおよそ半年前。 まず手始めには、万能ネギを選んでみました。

コンセプトはユートピア、永久機関、不労不死なので、手間がかからず、カネがかからず、放っておいても自力でどんどん生えてきそうな、たくましそうな感じがしたのが選定理由です。

その時はたしか10月頃だったと思います。まき時の範囲内。まだ行ける。

種を蒔いてから2週間ほどすると、小さなほっそい葉っぱが出てきました。

さらにそこから2〜3ヶ月ほど放っておくと、そこそこのサイズに成長しました。スーパーで売ってる万能ネギと比べると、か細くて頼りない感じがしますが、ちゃんとネギです。

2024年3月頃の様子。

本当は、ある程度生えてきたら密集しているところは間引いたほうがいいらしいのですが、コンセプトが ユートピア で 永久機関 で 不労不死 なので、なるべく人の手を加えることなく、だまって見守ります。強く生きろよ。

2024年4月頃の様子。周りは草ボーボー。1ヶ月前にはきれいにしたのに。

みんな思い思いの方向にわっさーーーっと生えてるけど、美しいです。食べれそうです。

コンセプトが ユートピア で 永久機関 で 不労不死 なので、そのまま放っておいたら最後はどうなるか見てみたいという好奇心もありましたが、ハサミで切って収穫すると、切った口から次のネギが生えてくると聞いたので、収穫してみることに。

生えてるうちの一部を刈り取ってみました。結構な束になったけど、まだいっぱい生えてる。

ふつうにおいしそうです。このあと味噌汁に入れて美味しくいただきました。

写真がわっさーーーっとしていてわかりにくいですが、切ったあとから何本か生えてきています。 心なしか、切る前のネギより太いのが生えてきたような?

わかりにくいけど、左手前あたりは収穫のあと。新しいネギが生え変わってきている。

まさに期待通りです。 食べても食べても勝手に生えてくる永久機関ではないですか。不労不死の実現が少し見えてきた気がします。

昨年の秋に蒔いた種が、冬を超えて、春も過ぎ、まもなく夏がやってきますが、元気です。いつまで生えるんだろう?

ちなみに、私のいきもの係としての才能はまったくゼロに近いもので、ちゃんと育てられた成功体験はほぼゼロです。 小学校の夏休みの宿題でアサガオなどを育てたことがありますが、実際は全部母が育てたものでした。 昔、会社の同僚数名と、デスクで観葉植物を育てようとなったときも、私の鉢は真っ先に一目散に死滅していきました。 一時期、幼い娘とお祭りに行ってうっかりすくってきてしまった金魚を飼っていたことがありましたが、そのうちのほとんどがすぐに死んでしまい、2匹だけ数年程度生き延びましたが、水槽は常時緑色で覆われていて、姿はよく見えませんでした。

このような失敗は枚挙にいとまがありません。と言いたいところですが、そもそも自分に生き物を管理できる能力があるとも思ってないので、枚挙するほど育てたことがありません。

そんな私の裏庭ですが、万能ネギはちゃんと育ちました。 たくましい!

ニンジン、ナス、パクチー

ネギで気を良くしたので、今年のゴールデンウィークには、さらに ニンジン と ナス と パクチー の種を蒔きました。

次の写真はニンジンです。 種まきから2週間後くらいの撮影ですが、ニンジンはネギよりも早くて、種まき後1週間の頃には、すでにそれとわかる芽がでてきていました。

ニンジン。

ナスは遅いみたい。ニンジンと同じ時期の写真ですが、まだ本当にナスなのか疑わしい小さい芽が見える程度です。

たぶんこの小さい葉っぱがナスのはず。雑草だったら悲しい。

ニンジンもナスも、ネギと同様に、密集していたら間引いたほうが良いらしいです。 しかし、コンセプトが ユートピア で 永久機関 で 不労不死 なので、手をかけずそのまま見守ります。

続いて、プランターに パクチー を蒔きました。

プランターのパクチー。蒔いたばっかりなので土しか写っていません。

私はパクチーが大好きで、パクチー山盛りのスパゲッティとか、パクチー山盛りのラーメンとか、パクチー山盛りのサラダとかをよく食べに行ってました。

そのパクチーが自分の家の裏の庭にわっっっさーーっと生えてくることを想像するだけで、テンションが上がったまま下りてきません。

まとめ

半年前までは、人類を寄せ付けないジャングルのようだった裏の空き地が、だいぶ整えられて、ネギとニンジンとナスとパクチーの種が蒔かれました。

現在の様子。だいぶ片づいて、人類の進入を拒まないくらいにはなりました。

さてさて、何の手間もかけずに、勝手にわさわさと生えてくるのが楽しみです。 ネギだけでは食卓のオマケみたいなもんで、あまり食べ応えが感じられないですが、準主役級のナスやニンジンなら、きっと食べた実感が得られるだろうと、期待に胸が躍ります。

この続きは、またいずれ気が向いたときに書いてみようと思います。

ではまた。


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コヤナギ トモヤ

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