公開日: 2009年10月10日(Sat)
僕の脳内には、きっと誤った知識が沢山含まれていることだろう。しかし、僕自身はまだ、その誤りに気づいていない。
もしかしたら、この先のいつか、何かの"切っ掛け"で、その誤りに気づくことができるかも知れない。そのときに初めて、その知識は誤りであったことを知ることになる。
その誤った知識のために、僕は何らかの損失を出していたり、恥ずかしい思いをしているかも知れない。だけど、その誤った知識がなければ、おそらく、正しい知識に結びついた"切っ掛け"に、僕は気づきもしなかったんじゃないだろうか。
誤った知識は、無駄な知識であるとは限らない。
正しい知識は、誤った知識や仮説の類を、幾重にも幾重にも繰り返し上書きした先にあったりするものだ。
公開日: 2009年10月10日(Sat)