公開日: 2009年10月20日(Tue)
髪の毛は内側から乾かした方が早く乾くらしい。でも別に、内側からだろうが外側からだろうが、本当はそんなのどうでもいい。(たぶん・・・)
ドライヤーで風を当てて髪を乾かすわけだから、重要なのは通気性。
風を髪の毛の外側に当てようとすると、髪の毛の向こう側に頭皮があるので、風はそのまま横に跳ね返ってしまう。そうすると、表面の水分をちょっとだけ奪って、飽和しないままどこかへ行ってしまう。
これに対して、髪の毛の内側を乾かそうとすると、ひとは普通、髪の毛を持ち上げて下から風を当てようとする。そうすると、ドライヤーが向いた先に頭皮はなく、風は髪の間を通り抜け、より多くの水分を奪っていけるようになる。
ほんとは内側か外側かはどうでもいい。通気性さえよければ、髪の毛は乾くのだ。
『髪の毛は内側から乾かせ』は秀逸なコマンドだ。
めんどくさいロジックを一切説明しなくても、本人が理解していなくても、たったの一言でちゃんと髪の毛は早く乾く。
大勢の人をより効率よく動かす必要があるときに、こういう上手い言い回しを考えてみるとよりよいのじゃないかな、と思わせてくれる例でした。
公開日: 2009年10月20日(Tue)