映画『ライフ』観た。

もう結構前のことだけど、BBC制作の映画『ライフ』を観た。

ネタバレを気にするような類の映画ではないだろうけども、一応、ネタバレ注意ってことで。

今回は特別どうということはなくて、いつものBBC節なんだけど、相変わらず映像は美しいし、自然の生態系システムの巧妙さに感じ入る。クジラやイルカのチームプレイや、海鳥の狩は何度観てもシビれる。

今回特に物思うのは、野生の弱肉強食を生き抜くための、想像を超えた戦術を展開する動物が、こうもたくさんいるんだなぁ、と。思わず感心してしまう。

  • 天敵と対峙した瞬間、小石のように身を固めて、崖を転がり落ちて逃げるカエル
  • 捕食者に追い詰められて、海面を滑空して逃げるトビウオ
  • 毒牙で小さな傷を負わせ、あとは獲物が弱るまでひたすら待って、最小限のリスクで巨大なバッファローを仕留めるコモドドラゴン
  • それぞれ独立して好きな方向に向けられる目、どこにでも身を隠せる擬態、素早い舌で獲物を捕らえるカメレオン

などなど、他にもたくさん登場したけど。

彼らが持つ奇想天外な戦術は、ヒトの社会の中でも、ヒラメキとか何かしらヒントになりそう。

しかし、彼らは、どうやってそういった戦術を身につけてきたのだろう。

生物学者に言わせると、進化は意図的に起こせないことになっている。つまり、戦略を先に立てて、それを目指して進化したわけではないし、訓練や修行を積んだわけでもない。

進化は偶発的な突然変異によって起こっては、選択圧によって淘汰される。彼らは、その時代その時代の環境の中で、その世代その世代の持ち合わせの身体能力の範囲でできることを、考え、実行し、選択し続けてきた、と言うことなんだと思う。

これもなんか、ヒントになりそう。


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コヤナギ トモヤ

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