車輪の再発明は恥ずかしいことではありません

もしも、ビッグバンをもう一度起こすことができたら、いまのこの宇宙とは全然違う別の世界ができるに違いない。

137億年前にビッグバンが起きて、そこからこの世界ができたという過程は、すごくクリエイティブなことだと思う。もう一度ビッグバンが起きて、別の世界ができるとしたら、それも同じくらいクリエイティブなことなのではないか。

クリエイティブとはそういうことなのだ、と思う。

ならば、一度完成したものを疑って、壊して、もう一度つくりなおす「車輪の再発明」は、すごくクリエイティブな営みのはずだ。車輪の再開発を繰り返しやってきていなければ、こういう車輪が生まれることはなかっただろう。車輪にもイノベーションは起きている。

もうひとつ言えることは、クリエイティブはすごく効率が悪く、時間とカネがかかるということ。既にある車輪をもう一度つくり直そうというのだから、当然そうなる。

だから、なんでもかんでもクリエイティブならいいというものではない。1個のプロダクトの、隅から隅までクリエイティブにこだわり尽くしたら、カネと時間が無限にかかる。いくらの値がつくか知れたもんじゃないし、いつ発売できるのかわからない、ということになりかねない。(しかも、いきなり全然違う別のものがでてきたら、ユーザーは面食らって使いこなすのに苦労するだろう)

つまり何が言いたいかというと、クリエイティブであるべきところと、既存の車輪でよいところをメリハリつけて、ちょっとずつ再開発していかないと、よいモノづくりにはつながらないんじゃないか、というお話。

すごいね、このタイヤ。


プロフィール

コヤナギ トモヤ

ウェブ系エンジニアしてます。ウェブデザイナー、ウェブディレクターとしてウェブ制作の仕事に携わり、今はエンジニア職に流れ着きました。誰かのお仕事をちょっとだけ効率化するような支援ツールの開発が好き。オープンソースとMITライセンス大好き。人生後半は自由と民主主義のコントリビューターとして過ごす予定。

ウェブ制作支援ツール Pickles 2 をオープンソースで開発しています。

PHP/JavaScript/NodeJS/nwjs/Laravel/Pickles2/オープンソース/心理学/倫理/自由と民主主義

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