一度 Kindle版の電子書籍で読んだ本を、紙の本で買い直そうとしている話

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電子書籍って、便利ですよね。

わたしは Amazon の Kindle Paperwhite (のちょっと古いやつ)を持っていまして、最近はもっぱら 紙の本より Kindle版 を選択して買うようになりました。

Kindle を買う前は、紙の本といろいろ比べては、使いづらそう、読みづらそうなどと、やっぱり抵抗がありまして。でも実際に使ってみると、いいですねコレ。小さくて軽いし、大量の書籍を一度に持ち運べるし、電池も1回充電すればかなり長い間もつし、バックライトを消せば長時間読んでいても目が疲れません。最近マンガも買ってみたのですけど、想像以上にストレスなく快適に読めまして、電子書籍ライフに十分満足してます。

そんなことで、読書はすっかり電子書籍になっている私ですが、近頃は一度 Kindle版で読んだ本を、紙の本で買い直そうかと思うようになりました。

電子書籍によって失われたユーザー体験

電子書籍の良し悪しについては、いろいろ言われてたりしますが、今回 紙の本を買い直そうと思った理由は 子どもたちが "オヤジの書棚" を見れなくなったこと。

電子書籍は、すごくプライベートな空間に書籍を全部詰め込んで隠蔽してしまうので、自分以外の誰かが書棚を覗くことができません。普段は別にそれでいいのですけど、自分の書棚を友人に見せるとか、家族で回し読みするとか、お父さんの本を勝手にちょっと読んでみるとか、そういうユーザー体験が、がっぽり失われたことに気づいたからです。

思い起こせば、"オヤジの書棚" の影響を少なからず受けてきた

私が子供の頃は電子書籍なんてなかったので、オヤジの書棚は、普通に見える場所にありました。オヤジはたくさん本を持っていたので、書斎はもちろん、リビングにも、寝室にも、物置にも、トイレにまで本がありました。私は普段の生活のなかで、自然と オヤジの書棚 を見ながら育ったわけです。といっても、見てたのは背表紙のタイトルだけだけど。

オヤジはカウンセラー、オカンは看護師だったので、うちに並んでいる本は、

  • 『なんちゃら医学辞典』
  • 『ユングとオカルトが云々』
  • 『ロールシャッハテストのなんとか』
  • 『躁うつ病がなんちゃら』

みたいなタイトルがズラッと並んでいたのが記憶にあります(たぶん、いまも並んでる)。今の私の趣味嗜好を考えれば、(よいか悪いかは別として)この書棚から多大な影響を受けたらしいことは疑いないでしょう。

さて、そんな思い出にふけったところで、いまうちにある書棚を眺めてみると・・・『HTMLタグ辞典(IE 4.01, Netscape 4.06 対応)』『おしえて!! FLASH 5』『CGI&Perl ポケットリファレンス』など化石みたいなふっっっっるい技術本がちょっぴりと、とりとめもない大量のマンガ本が並んでいるだけ。ある頃を境に更新がばったり止まってる状態になっているのに気づきます。

こんなのに影響されてもらっても困るわ!とまでは思いませんけど、子どもたちにはもうちょっと、何かの糧になりそうな書棚を見せてあげたいなーと思うわけです。

とりあえず電子書籍で、良書は紙の本も

とはいえ、電子書籍の便利さは捨てがたいので、どちらも上手く組み合わせて行きたいなと。 紙の本と電子書籍のバランスが大事という話もあるみたいだし。

とりあえずは、まず電子書籍で買って、読んで、これぞと思った良書だけ、紙版もコレクションするという感じにしようかと考えています。

しかしまぁ、やっぱり余計に高くつくのは困ったところ。アメリカのAmazonでは、音楽CDを買うと同時にクラウド版(MP3?)がついてくる AutoRip というサービスがあるらしいですが、これを書籍でもやってくれると嬉しいんだけどな〜。

以下は、関連リンク的なのを幾つか。


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ときにはデザイナ、ときにはディレクタ、ときにはプログラマ、ときには何でも屋と、ウェブの世界で未熟ながらもいろいろやっている、コヤナギトモヤです。

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