「進化に目的はない」のか？

Wikipediaの進化のページをよく見てみると、「進化に関する誤った理解 -> 進化に目的はない」という記載がある。

「進化」という言葉はなんか好きで、このサイト上でも、結構頻繁に使ってきた単語だが、「進化は目的があって意識的に行われること」だとずっと考えてきた。誤解だったのかしら。今まで「進化」だと思っていたものは、正しくは「進歩」だったということなのかしら（しっくりこないけど）。今までは特に目的もなく進化してきたことが事実だとしても、目的を持って意識的に進化することはできないのかしら。

いずれにせよ、「進化に目的はない」という理解は、なんか残念だ。「がんばっても進化しない」、「がんばらなくても進化できる」、「生き残れるか生き残れないかを、努力によって選択することはできない」、という風に聞こえちゃう。

「いやいや、進化は目的を持って起こってきたことなのだ！」とか、せめて「これまでの進化には目的がなかったのかも知れないけど、これからはそうだとも限らない」とか、努力がちゃんと反映されるような、希望ある結論に落ち着いてくれると嬉しいです。