ハプニング大賞レビュー

年始 1月4日 に放送されたハプニング大賞2008。昔はNG大賞ってあった気がするが、その流れかな? 恒例の定番番組だ。

レビューと言っても、どのエピソードがどうだとか、そんな話をしたいわけではないし、他人の失敗を見て喜ぶ卑劣な番組だとは思ってもいない。この番組を素晴らしい思うのは、「たとえプロが失敗したとしても、笑って許そうよ」という、制作現場の仲間たちと視聴者との暖かさが詰まった企画だと思うから。

プロに失敗は許されない。アナウンサーが原稿を読み間違えれば誤報になるし、役者がセリフを忘れたら舞台にならない。普通に考えれば、散々に叱られて、最悪ならもう仕事が貰えなくなるかも知れない。そう言う緊張感の中にあって、でも笑って済まそう、笑って許そうという救いの番組なのだ。

私も、年甲斐もなくヘマをしては、しばしば職場の仲間に迷惑をかけるが、それでも笑って助けてくれる仲間たちに感謝の念を抱かずにはいられない。医療や救急や航空関連とか、まかり間違ってもミスは許されない厳しい現場だってあるというのに。

そんな情けない自分像と重ねてみたりしながら、「なんだ、テレビやってるようなすごい人たちだって失敗するんじゃないですか」と、自分を慰めたりするわけである。

この番組に難癖を付けるとするならば、年始ではなくて年末にした方がうれしいかな、と。失敗がテーマなんだから、ゆく年と共に忘れてしまいたいじゃないですか。

何はともあれ、あけましておめでとうございます2008。


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コヤナギ トモヤ

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