アイデアを捻るには

アイデアは、既に知っている情報の組み合わせでひねり出すモノなのだ。と、今日はそんな風に考えてみた。

私が過去に何かのアイデアを思いついた際のシチュエーションを、いくつかのパターンに分類してみた。思い出せる限りでは、およそ次のようなパターンの何れかに当てはまる(のではないか、と思える)。

  • 既に知っている事柄の中から、課題と関連性の高い事柄をリストアップして、それぞれを様々に組み合わせてみて、最適な解を探すことでアイデアは得られる。
  • 新たに外部からの情報(刺激、きっかけ)を求め、そこから得た新しい情報と既知の情報を掛け合わせて解を求める。この方法が上手い人は、関連性の高いきっかけを得やすいシチュエーションを知っている人だ。
  • 他者が着目しないような、ニッチな、あるいは盲点となるような問題を独自に深く深く追求し、その結果得られた成果をアウトプットしたとき、それを見た他者の目には、出所不明の突拍子もない奇抜なアイデアに映ることもあるだろう。

つまり、アイデアは、偶発的に神様から授けられるような、神秘的な現象だと思える時があるけれども、実は必ず必然的な手続きから得られるものなのではないか、という風に考えてみたわけである。

だとすれば、アイデアは何もないところからイキナリ沸いて出ることはない。アイデアを組み立てる材料が必要である。もちろん、選択できる材料(俗に言う「引き出し」)は多ければ多いほど、よいアイデアをひねり出せる可能性は高くなるだろが、逆に選択肢が多すぎれば、組み合わせのパターンが増えるため、組み合わせてみるのに長い時間がかかってしまうこともあるかも知れない。

だから、様々に情報を収集する癖をつけ、つまらないことだと思っても真剣に深く考えてみる癖をつけ、煮詰まったときによいきっかけを与えてくれやすい場所やシチュエーションを、意識的に探して歩く癖をつけたらいい。普段から何気なく日常的にこうした努力を積み重ね、それをアイデアに結びつける訓練をつみ、準備しておけば、いざ難解な問題に行き当たったときに、きっと解決の糸口を掴めることになるのではないか。と、思ったわけだ。


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コヤナギ トモヤ

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