公開日: 2008年02月03日(Sun)
東京にも雪が降りました。ようやく冬が来た、という実感。子供はおおはしゃぎ、大人は大慌て。よきかなよきかな。
降ったといっても、うちの近所では積雪数センチと、雪国の端くれ出身の私としては、たいしたことじゃないように感じるけれども、一部の電車は完全にストップしたりと、いろいろな交通機関に影響が出ているようだ。東京の電車はこういうときには軟弱だ。
しかしまぁ、そもそも私は雪が好きというのもあってか、この雪の少ない首都圏に雪が積もるとなるとワクワクして仕方がない。すかさずコタツにもぐりこむか、もっと積雪が多ければ、いつかのように雪だるまやら滑り台やらを作りにでかけるだろう。しかも昨今、地球の温暖化で大騒ぎしている中で、「東京に雪」なんて、むしろ喜ばしいことじゃないですか。
この喜ばしき自然災害、できるならば、みんなそれぞれコタツでテレビ観ながらみかんを食べて、そして、みんなで笑って過ごしたいものだ。
たとえ、電車が止まって会社にいけなくなっても、道路が通れなくてお店に商品が入荷されず、コンビニに行っても食べるものが売ってなくても、大雪の影響でなぜかウェブサイトの制作スケジュールが大幅に遅延しても、「まぁ、雪が降ったんだから仕方ないよネ」といって、みんなで朗らかにみかんを食べよう。
家族や親しい人たちとコタツを囲んでみかんを食べる。いつもはケンカばかりしている兄弟も、親の顔なんて見るのもいやだという思春期も、日ごろ子供のワガママにイライラしっぱなしのお母さんも、今日ばかりは一時休戦。もともと休日だった日では到底味わえない、「本来ここにいてはいけないハズ」という時間に贈られた、たなぼた的至福の時間。たなぼたであるからこそ幸せになれる、まさに特別な時間。そこには、テレビとみかんさえあれば、他にはなにも必要ない。そういう時間。
・・・こんなのんきなこと言ってたらホントの雪国の人に怒られそうですが。
都市型日本人よ、寛容たれ。
公開日: 2008年02月03日(Sun)