公開日: 2008年03月30日(Sun)
Microsoft が考えた電子文書規格で、XPS (XML Paper Specification)というのがあるらしい。
もうちょっとちゃんと調べてみないと詳しくはわからないが、Wikipedia によれば、PDFと競合関係となる規格で、正体はXMLなどからなるファイル群をZIP圧縮して、拡張子を .xps にしたもの、だという。ベースがXMLとZIPという、よく知られた一般的でシンプルな技術から成り立っていて、PDFと比べても扱いやすそうだ。
さらに、
という、いかにも Microsoft らしくない、潔いポリシーがステキだ。
基本的に Microsoft は好きじゃないが、このXPSはなんか面白そう。ということで、余裕ができたら遊んでみようかと思う。
ついでなので気づいたこと。「どうして私は Microsoft が好きじゃないのか?」という、その理由について。
どうやら私はこう考えている。「Microsoft がキライなのに、Microsoft をやめられないところが、Microsoft のキライな点だ」と。これが理由のようだ。
鶏卵論争のような、重ね言葉のようなヤヤコシイ話だが、今回のXPSみたいに、ちょっとでもオープンな感じを受けると、それなりに好感を持つものだなぁ、ということを発見したわけです。つまり、逆に言えば、「Microsoft がキライになったら、Microsoft をやめられるなら、Microsoft はキライにならない」ということが言えて、これが最近流行のオープンソース戦略に繋がってるのかな、ということを実感したと、そういう体験。「つかず離れずが恋の術」、恋愛にも似てるかも。
というわけで、マイクロソフトによるXPSのページも、あとでじっくり読んでみようと思うです。
公開日: 2008年03月30日(Sun)