最近興味あるおもちゃ:Microsoft XPS文書フォーマット

Microsoft が考えた電子文書規格で、XPS (XML Paper Specification)というのがあるらしい。

もうちょっとちゃんと調べてみないと詳しくはわからないが、Wikipedia によれば、PDFと競合関係となる規格で、正体はXMLなどからなるファイル群をZIP圧縮して、拡張子を .xps にしたもの、だという。ベースがXMLとZIPという、よく知られた一般的でシンプルな技術から成り立っていて、PDFと比べても扱いやすそうだ。

さらに、

  • 規格の普及促進のためにライセンスフリーとする。
  • PDFと異なり動的コンテンツを含むことが出来ない。あくまでも静的な電子文書である。

という、いかにも Microsoft らしくない、潔いポリシーがステキだ。

基本的に Microsoft は好きじゃないが、このXPSはなんか面白そう。ということで、余裕ができたら遊んでみようかと思う。

ついでなので気づいたこと。「どうして私は Microsoft が好きじゃないのか?」という、その理由について。

どうやら私はこう考えている。「Microsoft がキライなのに、Microsoft をやめられないところが、Microsoft のキライな点だ」と。これが理由のようだ。

鶏卵論争のような、重ね言葉のようなヤヤコシイ話だが、今回のXPSみたいに、ちょっとでもオープンな感じを受けると、それなりに好感を持つものだなぁ、ということを発見したわけです。つまり、逆に言えば、「Microsoft がキライになったら、Microsoft をやめられるなら、Microsoft はキライにならない」ということが言えて、これが最近流行のオープンソース戦略に繋がってるのかな、ということを実感したと、そういう体験。「つかず離れずが恋の術」、恋愛にも似てるかも。

というわけで、マイクロソフトによるXPSのページも、あとでじっくり読んでみようと思うです。


プロフィール

コヤナギ トモヤ

まったりウェブ系コーダーしてます。PHP製静的CMS Pickles 2 を開発しています。

RSSフィード

  • このサイトは、 コヤナギ トモヤ の個人サイトです。
  • 個人的な主張や、活動の記録などを掲載しています。 所属する企業、団体、その他の意見や立場を代表するものではありません。
  • 掲載された内容は古くなっている可能性があります。 特に古い記事では、現在の筆者の考えと異なる主張をしていることがありますが、記録としてそのまま残しております。 予めご了承ください。
ページの先頭へ戻る