公開日: 2008年04月20日(Sun)
テレビでフィギュアスケートの試合が放送されていたのを観てみたんだが、いまいち美しくないし、感動もしない。
冬季五輪とかが近づくと、液晶だとかプラズマだとかのテレビの宣伝で必ず出てくるフィギュアスケート。殺伐とした勝負の世界、スポーツの祭典の中にあって、フィギュアスケートは美の花形なのだろう。うちで観ていて特に感動しないのは、テレビがプラズマじゃないからなのかしら。
多分、テレビじゃなくて、実際に会場で肉眼で観たら、圧倒的に感動するんじゃないかと思う。後楽園とかのアイスリンクに遊びに行って、もしもあんな人が滑って踊ってたら、感動して泣いちゃうかも知れない。
「テレビに映っている」ということに、そもそも信用を置いていないのかもしれない。「テレビの向こう側では何でもアリ」、「本当かウソかわからない」、だから、「本当でもウソでも、別にいいや」っていうか、そういう気持ちで、一歩ひいた距離から観ちゃってるんだと思う。テレビの前に座るときに、無意識にそういうマインドになっちゃってる気がする。
もしも僕がこのフィギュアスケートの放送を、力道山の時代に観ていたら。当時は力道山がテレビに出ているだけで、日本中の殆どの人がテレビに釘付けになったという。八百長試合とか、戦ってるフリ、痛いフリとか、それがショービジネスだという意識すら持たずに、正直な気持ちで観ていたことだろう。
インターネットもそうだが、テレビにしても盲目的に信用していい情報源ではないということ。を、無意識に意識しているんだろうな。
そもそもマスが発する情報を鵜呑みにできないような状態じゃ、政治だって何だって信用するのは難しいですわな。
公開日: 2008年04月20日(Sun)