太陽熱で発電し続ける永久機関

WIRED VISIONで太陽熱発電所の記事が写真つきで紹介されている。

米BrightSource Energy社の太陽エネルギー開発センター。イスラエルの広大な土地に1600枚の鏡が置かれており、これらに反射した太陽光が液体のタンクを暖めて、その蒸気でタービンを回し、発電する仕組み、とのこと。

これは素晴らしいアイデアじゃないか。タービンや鏡など施設の老朽化を考慮しなければ、永久に発電し続けることができる。鏡を拭いたりするメンテナのおじさんと、鏡の下の日陰で一休みしているトカゲとか、それを「発電」のシンボルとしたら、微笑ましいくもクリーンなイメージでいいじゃん。上手くやれば、広大な砂漠をクリーンエネルギーファームに変身させることだってできるかも知れない。

だけど、これに近しいことを日本でやろうとすると、土地は狭いし、天候も安定しない。では、日本で上手く使える自然のエネルギーというと何だろうか? ということで考えてみた。

  • 日本海荒波発電:波除のテトラポットの代わりに、水車を大量に設置する。
  • 沖縄台風発電:家屋の屋根とか、シーサー像の隣に風車を大量に設置する。
  • 大都会ビル風発電:高層ビルの壁に大量に風車を設置する。ビル風の風力も場所によっては意外とバカにできないらしい。
  • 首都高大型車通行振動発電:首都高の路面の下にびっしりコイルを敷き詰めて、車が通ると電気ができるようにする。
  • 地震列島発電:同じようなコイルを普通にそこらじゅうに埋めて、ちょっとした地震の揺れでコイルを動かす。
  • エアコン室外機発電:エアコンの室外機から出ている熱風でタービンを回す。
  • お母さんのエアロバイクダイエット発電:エアロバイクをこげばこぐほど電気が生産される。テレビ見ながら、ダイエットして、電気代が減って、環境にもやさしい一石四鳥技。

とかとかはどうでしょう。まぁ、どれだけ効率的に電気ができるのかはわからないけど、僕ら普段から無駄に捨ててるエネルギーって結構あるんじゃないかしら。地道に拾ってチリを積もらせれば、それなりの電気量にならないかな?

ともあれ、「原子力はクリーンなエネルギー源です」とかと言わざるを得ない状況から、なんとか早く脱出しないといけない。


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コヤナギ トモヤ

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