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  • 「ノブレス・オブリージュ」。わたしがこの言葉を初めて知ったのは、たしか10年くらい前だったと思います。 そのときは、「私財を投げ打ち、見返りを求めず、見知らぬ他人のために貢献しようなんて、ちょっとカッコいいよね!」くらいの軽い感じに思っていました。あるいは、偽善や売名行為のように、斜に構えた感じに捉えてもいたかもしれません。 ところが、いま改めて考えてみると、そんなゆるふわ正義感みたいな雰囲気とは全く違う、とても重い責任を帯びたアイデアであることが理解できるようになりました。 今回は、 ノブレス・オブリージュ という考え方について、改めて捉え直してみたいと思います。

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  • だいぶ久しぶりになりますが、今回は ウェブサイトの技術やデザインに関するエントリーです。 あらゆる優れたウェブサイトの持続可能なHTML設計のために押さえておくべき原則についてまとめてみました。 カタログサイトやコーポレートサイトのような階層構造を持つサイト、ブログのような時系列情報が基本となるサイト、ウェブアプリケーションのフロントエンドなどにも、広く普遍的に適用できるように考えました。

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  • 自民党提案の憲法改正案、もう読みましたか? 2017年5月3日に、安倍首相が 2020年施行を目標に憲法改正を行いたいと発表しましたが、2020年まで、残りあと3年くらいしかありません。東京オリンピックも同じ年ですから、国会も有権者もなかなか忙しくなりそうです。 憲法改正案をまだ読んだことがない方、憲法改正のことは知っているが、第9条だけが改正されるように思っている方など、実はたくさんおられるのではないでしょうか。 そこで、日本国憲法改正案の違いを可視化し、把握しやすくするため、現行憲法と改正案を diff (差分抽出) してみました。議論に参加する際の参考としてご活用ください。

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  • 経済的な格差が広がっていくことが問題とされます。これは、富の偏在、つまり おカネ持ちがどんどんおカネ持ちになっていき、貧困がより深刻な貧困となって広がっていくことです。 一方で、真面目に働き、多くの生活者に貢献した者に、より多くの見返りがあるのは当然だ、とも思えます。実際に、そのようにして、たくさんのモノやサービスが生まれ、私達の暮らしは便利に、安全に、豊かになりました。 おカネに総量がある以上、一部の貢献者にだけ見返りとして多くの収入があれば、その分だけ他の誰かのおカネが減るはずで、格差が広がることになります。どちらも当たり前のように納得してしまいますが、この2つの立場は対立していることになりそうです。 本稿では、経済格差拡大がなぜ問題なのか? それとも実は問題ではないのか? について考えたいと思います。

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  • ここ最近の10年くらいの間に学んだことや気づいたことを、少しずつ文字にして整理していきたいと思っています。 "権限責任一致の原則" はそのひとつです。 この原則について、ググって見つかる多くは、マネージャーや経営者のためのもので、「部下には、責任を持たせるだけでなく、責任に対応する権限をあわせて割り当てないといけない」と説明します。これはもちろんその通りだと思いますが、さらに範囲を広げて、この原則は 権限 に限らず、権利 や 権力 にも同様に適用できるのではないかと考えています。 本稿では、権利、権限、権力、責任 などの言葉の意味や、それぞれの関係を整理し、 具体的な例を挙げながら 権限責任一致の原則 について考えたいと思います。

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  • ロジック(論理) とは何か? (思考整理中)

    公開日: 2018年11月13日(Tue)

    この投稿は、考え中の思考の断片を書き出したものです。 まだぜんぜんまとまっていませんが・・・、まだまだ先が長そうなので、一旦いまの段階でアウトプット。 考えている中心は ロジカルシンキング(論理的思考)、民主主義、合意形成、プログラミング教育のあたりですが、その基礎となるだろう "論理的" ということをどう捉えたら理解しやすいか? 何のために論理的に思考するのか? といったことが最後に導けたらよいのかなと思っています。(けど考え中)

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  • ジャーナリズムは自己責任なのか?

    公開日: 2018年10月27日(Sat)

    シリアで拘束されていたジャーナリストの安田純平さんが無事開放されたというニュースがありました。 2015年には、同じくジャーナリストの後藤健二さんが殺害された事件もありました。 このようなニュースが流れるたびに、自己責任だろうという議論が持ち上がります。 今回は、戦場のジャーナリズムという危険を伴う仕事と、責任の在り処について考えます。

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  • 日本人は云々、海外と比べると云々、という話をすると、違和感を感じる人がちょいちょいいるんだろうなぁ、とは思いながらも、今回はこのまま行っちゃいます。 日本人は、みんなで考えるのが下手クソです。下手クソなはずです。なぜ下手クソなはずなのか、考察してみたいと思います。

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  • "競争原理" と "相対評価" のシステムは、私たちがモノゴコロついたときには、少なくとも、小学校に入学した時点では、すでに世界を支配するルールでした。 このシステムは人類文明の発展に大きく貢献してきたと考える人がいる一方で、疑問や不満を抱えている人も多くいるようです。(わたしもそのうちの一人) しかし、疑問はあっても、どこに問題があるのか? どうやったらそれを解決できるのか? 他のよりよいシステムはないのか? となると、なかなか取っ掛かりがつかめない難しい問題。 このメモは、この問題に関する議論や考えを進める中で見つけた気づきや観点、事実などを集めたものです。 新しい気付きがあれば加筆修正していきたいと思います。

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  • わたしは、クリエイティブが多分得意な会社の、クリエイティブと名のつくセクションで働いています。そこでわたしがやっている仕事は、多分クリエイティブな仕事です。そうなはずです。 ということは、わたしたちのクライアントは、わたしたちにクリエイティブなサービスを期待しているはずだし、クリエイティブであることにお金を払ってくれているんだと思います。そうでなければ、何かがおかしいのです。 なので、わたしたちは常に、十分にクリエイティブでなければいけません。でも、本当にクリエイティブなのかと問われると・・・??? はて、どんな条件を満たしていたらクリエイティブだと胸を張って言えるのでしょう?? 自分の仕事に対する誇りと深い理解を得んがため、今回は「クリエイティビティ(=創造性)とは何か?」その本質について考えてみたいと思います。

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コヤナギ トモヤ

まったりウェブ系コーダーしてます。PHP製静的CMS Pickles 2 を開発しています。

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