超小型ケータイの使い勝手を考える

最近、携帯電話はすごい。すごく軽い。すごく小さい。Sony Ericssonのpreminiという携帯をみて驚いたのである。

小さかったり薄かったりする携帯は、スタイリッシュだし、軽くて携帯性に優れているが、手の大きい私にはちょっと使いにくい場面もある。手のひらにフィットしないため、片手で扱うことができない。
片手で携帯を扱う場合、親指はボタンを押す作業でふさがるので、手のヒラの部分と残りの指で本体を支えなければならない。しかし、薄すぎたり小さすぎたりすると、これが上手くいかなくなってしまうのである。

しかも、薄い携帯は、肩にはさんで通話することができない。携帯を持つのもだるくなるような長い話の時や、仕事中で手を止めたくない時にかかってきたクライアントの長話電話の時に、つい耳と肩の間に受話器を挟んで、話しながら作業をしてしまう人は少なくないはずだ。しかし受話器が小さくなりすぎると、この芸当はなかなかできない難易度の高い技になってしまう。
こんな時に助けてくれるのは携帯用のイヤホンマイクだ。しかし、これにもやはり不満がある。
といっても、使い勝手に不満があるわけではない。先に挙げたような長話の苦痛を見事に解決してくれる素晴らしいツールだと思う。問題は携帯性が低すぎることだ。あの長ったらしいコード。巻いてバッグに入れておけば一見問題ないようだが、いざ必要なときに使おうと思っても絡まっていてすぐに使えない。通話が終わるまでに間に合わない。使った後、もう一度元通りに片付けるのも面倒だ。かといって、携帯に付けっぱなしで首に掛けて歩いても邪魔である。なんとかならないものだろうか。

イヤホンマイク要らずで、片手でも扱える小さい携帯

そこで私は考えた。イヤホンマイクを使う必要がなく、片手で安定して扱える小型携帯。

絵がヘタクソですみません(汗) わかりにくいかも知れないが、特徴は2つ。

  1. 耳掛け器(?)がついている
  2. 背面ゴムバンドがついている

[ 耳掛け器 ]


携帯を耳に掛けた図

何が言いたいかというと、メガネみたいに耳に掛けて使うヘッドホン(イヤホン?)と同じ仕組みを、携帯電話につけようというもの。
これによって、イヤホンマイクのあの長ったらしいコードや、脱着の煩わしさから開放される。電話を取ったら、普通に耳に受話器を当てる。そのまま通話中に手を動かしたくなったら・・・、肩にはさむでもない、イヤホンマイクを取り出すでもない。ただ、耳に掛けるだけだ。

アンテナみたいに本体から下へ伸びているのがマイクだ。ボディの中にすっぽり収まる長さになっていて、通話の時だけ引っ張り出すのだ。

このデザインならば、イヤホンマイクよりもいくらか目立つため、道端で使用しても「独り言を言いながら歩いている不思議ちゃん」のように思われる機会が圧倒的に少なくなるだろう。

[ 背面ゴムバンド ]


バンドで指に固定する図

本体の裏側には、ゴムのバンドがついている。これは何に使うのかというと、単純に人差し指をここに通すのだ。
これで、携帯本体を人差し指に固定することができれば、親指1本でボタン操作を行うことが容易にできるようになる。特に難しい操作を必要とせず、誰でも簡単に使えて、しかも、何かもっと他の事にも使えそうな雰囲気のある背面ゴムバンドは、300万画素のCCDカメラなんかよりもずっと役に立つことウケアイだ。

課題

課題があるとすれば、それはまず耐久性。いくら軽くなったとはいえ、ヘッドホンと比べればやはり重い。その分、耳掛け器にかかる負担は大きいだろう。
ゴムバンドも、所詮はゴムだ。擦り切れたり、伸びきったりしたら意味のない邪魔ものになる。
できれば、どちらも脱着可能にして、壊れたらその部分だけ交換できるように別売パーツが用意されていたい。

あとは・・・、ちょっとカッコワルイなぁ。。。 絵が下手なせいだと思おう。


プロフィール

コヤナギ トモヤ

まったりウェブ系コーダーしてます。PHP製静的CMS Pickles 2 を開発しています。

RSSフィード

  • このサイトは、 コヤナギ トモヤ の個人サイトです。
  • 個人的な主張や、活動の記録などを掲載しています。 所属する企業、団体、その他の意見や立場を代表するものではありません。
  • 掲載された内容は古くなっている可能性があります。 特に古い記事では、現在の筆者の考えと異なる主張をしていることがありますが、記録としてそのまま残しております。 予めご了承ください。
ページの先頭へ戻る