公開日: 2010年08月11日(Wed)
ちょっとしたアレやコレを、ちょびっとだけ試したい時に、サクっと作れて、壊れちゃっても痛くなくて、試し終わったらすぐに破棄できるお試しLAMP環境を作る手順をまとめた。
まず器づくり。VMwareのサイトからVMware Playerをダウンロードして、インストールする。(この記事の編集時にはWindows版を使用)
2012年8月28日追記 新しい Ubuntu 12.04 の仮想マシンイメージは、この手順だけでは VMWare Player で開けないようです。新しい手順を こちらの記事にまとめたので、合わせて参照してください。
Ubuntuのサイトで、VMware用仮想マシンイメージを配布している。ちょっとバージョンは古くて Ubuntu 8.04 だが、使い捨て用なので別にいいことにする。
これを入手して、VMware Player に放り込んでセットアップ。
下記の手順で VMware Player に仮想マシンを登録する。
これで、Ubuntu 8.04 Japanese という名前の仮想マシンが登録される。あとはこれをダブルクリックするか、右クリックして『仮想マシンの再生』をすれば、仮想マシン上のUbuntuが起動する。
いきなりお好みの処理だけど、エイリアスを登録。ll
と la
を使えるようにする。
# cd
# vi .bashrc
vi画面で、下記2行のコメントを外す。
#alias ll='ls -l'
#alias la='ls -A'
ちなみに、ターミナルは、『アプリケーション』→『アクセサリ』→『端末』で開ける。
Ubuntuでは、apt-getを使っていろんなモジュールを簡単にインストールできる。こちらのページを参考に下記の手順を進める。
その前に、一応下記のコマンドでモジュールの一覧を最新の状態に更新しておいた方がいい。
# sudo apt-get update
# sudo apt-get install php5-cli
# sudo apt-get install mysql-server-5.0
インストールの途中で、MySQLのルートユーザのパスワードを求められるので、設定する。当然だけど、このパスワードは忘れちゃいけない。
# sudo apt-get install apache2
Firefoxを起動して、 http://localhost/
にアクセスして、「It works!」が表示されたら成功している。
デフォルトでは、/var/www/
がドキュメントルートに設定されているようだ。
# sudo apt-get install libapache2-mod-php5
Apache2を再起動しないと反映されない。
# sudo /etc/init.d/apache2 restart
PHPがインストールされたことを、phpinfo()
してみて確認。
# sudo vi /var/www/phpinfo.php
vi画面で下記を書き込んで保存。
<?php phpinfo(); ?>
http://localhost/phpinfo.php
にアクセスしてみる。phpinfo()
の画面が出たら成功。
# sudo apt-get install php5-mysql
もう一回Apache2を再起動。
# sudo /etc/init.d/apache2 restart
phpinfo()
の画面で mysql モジュールが表示されていればOK。
ここまでの手順で基本的なLAMP環境はそろってるはずだが、お好みでPHPにいくつかモジュールを入れる手順もついでに。それぞれインストールしたらApache2を再起動するのを忘れずに。
こちらのページを参考にやってみた。
# sudo apt-get install php5-sqlite
上記の参考ページの方は、SQLITE3も入れているようなので、従ってみる。
# sudo apt-get install php5-sqlite3
以前、SentOS に yum で入れたときはなんかバグってたSQLiteだけど、apt-get
だとすんなり入ってうれしい。
GDもデフォルトでは入らないようなので、追加インストール。
# sudo apt-get install php5-gd
他にもお好みでいろいろ入れてもいいと思うけど、とりあえずこれくらいでよいことに。
あとは試したいことをじゃんじゃん試して棄てるだけ。
こちらもお好み手順。 apt-get で ProFTPD をセットアップする。
まず初めに xinetd をインストールする。
# sudo apt-get install xinetd
そしたら次に、proftpd をインストールする。
# sudo apt-get install proftpd
inetd か standalone か聞かれるので、inetd を選択して続行する。
sudo apt-get remove proftpd
で一度ProFTPDを削除してから、もう一度 sudo apt-get install proftpd
でインストールし直すと上手くいくかも?
これで、VMWare Player 上の Ubuntu にFTPで接続できるようになる。 Ubuntu に作成したユーザのユーザIDとパスワードでログインできる。
一応、簡単だけど棄てる手順も書いておく。
これでイメージファイルごと削除されているはず。
公開日: 2010年08月11日(Wed)