公開日: 2008年09月16日(Tue)
以前、ペーパレスプリンタのアイデアを書いたが、これにかなり近い製品が実現されそうだ。WIRED VISION の記事「『Kindle』より薄く魅力的、Plastic Logic社の電子書籍リーダー(動画)」より。
この、結婚式のウェルカムボードのような白い板は、電子ペーパーになっていて、ぴらぴらとページをめくって読み進めることができる。とても薄く(8mm)、軽い(460グラム未満)。この端末に擬似プリンタの機能が載っていたら、オフィスで大量に消費されている印刷紙を激減させることができるだろう。
このペラペラなディスプレイのような画像はなんだろう。「別の技術と組み合わせたら、こんなことも可能になるかも知れない」という意味だろうか。実際、これができたなら、なんとも魅力的だ。こんなに柔軟な素材のスクリーンで、タッチパネルであれば、かなり紙の使用感に近いんじゃないかしら。
「発売日は発表されていないが、2009年初めには発売されることになりそう」とのこと。もうまもなくだ。
価格については・・・、
価格も未発表だが、関係者によると、現在359ドルで販売されているKindleなどの機器と「競争できる価格」になるという。
どうやら 2万円前後 というわけにはいかなそうだ。
しかし、この製品の目的は、印刷用紙の削減ではなくて、あくまで電子書籍リーダ。やっぱりWi-Fi機能とかが付いてしまうらしい。が、そういう余計な機能をなくせば、2万円も可能なんじゃないかな。
そう、オフィスで紙を減らすためには、Wi-Fiはやっぱり余計な機能だ。電子書籍や新聞は、なにもこれで読まなくてもいい。ハイパーリンクや決済の機能なんかも要らない。
PDFやらXPSやらと言ったデータ形式を表示できればそれでいいのだ。単に、長文のEメールや、書きかけで未完成の企画書などを休憩所で読めればいいのだから。
公開日: 2008年09月16日(Tue)