公開日: 2009年10月11日(Sun)
興味深いデータを見つけたのでエントリ。
PCの検索、モバイルの検索を両方使いこなす人は24.5%しかいない。モバイルユーザに多いといわれる学生だけに絞っても41%と半分を下回っている。
そして、70.7%という大半の人が、PCで検索はするがモバイルでは検索していない。調査対象者が 調査対象:10代~50代のPCの検索、モバイルの検索両方を良く利用する男女431人
である点に矛盾を感じはするが、しかしそれでも大半の人はPCでしか検索していないわけだ。少なくても、「PCの検索、モバイルの検索両方を良く利用する男女」を「ほぼ全員がモバイルでウェブを扱うことには慣れている」と解釈する分には問題ないんじゃないだろうか。
だとすると、全体として次のように言えるかも知れない。
ケータイ速打ちスキルを持った学生たちですら、やはりケータイで検索するのは億劫(おっくう)なんだろう。膨大な情報の海から、希望する一つを見つけ出すインターフェイスとして、やはりハンドヘルド機は適さないということだろうか。
このことから、今後WWWには次のことが求められるようになるのではないか。
おそらく、PCで検索して、その結果見つけたものをモバイルで利用するというスタイルが一般的になるんじゃないだろうか。そうすると、メールやソーシャルブックマークサービスなどの何かしらを介して、PCで見つけたURLをケータイに転送する必要が出てくる。そのとき、PCサイトとモバイルサイトのURLが異なるのは都合が悪い。
この調査結果は、マルチメディア対応ウェブのニーズを裏付けるデータの一つであると捉えたい。
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公開日: 2009年10月11日(Sun)