10代でも50%以下!?普及しないモバイル検索【リサーチ】 (MarkeZineより)

興味深いデータを見つけたのでエントリ。

PCの検索、モバイルの検索を両方使いこなす人は24.5%しかいない。モバイルユーザに多いといわれる学生だけに絞っても41%と半分を下回っている。

そして、70.7%という大半の人が、PCで検索はするがモバイルでは検索していない。調査対象者が 調査対象:10代~50代のPCの検索、モバイルの検索両方を良く利用する男女431人 である点に矛盾を感じはするが、しかしそれでも大半の人はPCでしか検索していないわけだ。少なくても、「PCの検索、モバイルの検索両方を良く利用する男女」を「ほぼ全員がモバイルでウェブを扱うことには慣れている」と解釈する分には問題ないんじゃないだろうか。

だとすると、全体として次のように言えるかも知れない。

  • モバイルでは、探し物はしない。専ら、既に知っている情報やツールにアクセスしている。
  • 探し物はPCで行う。

ケータイ速打ちスキルを持った学生たちですら、やはりケータイで検索するのは億劫(おっくう)なんだろう。膨大な情報の海から、希望する一つを見つけ出すインターフェイスとして、やはりハンドヘルド機は適さないということだろうか。

このことから、今後WWWには次のことが求められるようになるのではないか。

  • PCで探し易い(探され易い)こと。
  • モバイルで利用できること。
  • PCとモバイルで、URLが同じこと。

おそらく、PCで検索して、その結果見つけたものをモバイルで利用するというスタイルが一般的になるんじゃないだろうか。そうすると、メールやソーシャルブックマークサービスなどの何かしらを介して、PCで見つけたURLをケータイに転送する必要が出てくる。そのとき、PCサイトとモバイルサイトのURLが異なるのは都合が悪い。

この調査結果は、マルチメディア対応ウェブのニーズを裏付けるデータの一つであると捉えたい。

過去の関連記事:


プロフィール

コヤナギ トモヤ

まったりウェブ系コーダーしてます。PHP製静的CMS Pickles 2 を開発しています。

RSSフィード

  • このサイトは、 コヤナギ トモヤ の個人サイトです。
  • 個人的な主張や、活動の記録などを掲載しています。 所属する企業、団体、その他の意見や立場を代表するものではありません。
  • 掲載された内容は古くなっている可能性があります。 特に古い記事では、現在の筆者の考えと異なる主張をしていることがありますが、記録としてそのまま残しております。 予めご了承ください。
ページの先頭へ戻る